日本経済新聞の電子版。「ビジネス」に関する最新のニュースをお届けします。
日本音楽著作権協会(JASRAC)が5月19日に発表した2009年度の楽曲使用料は、前年度比3.1%減の1094億円と2年連続で減少し、下げ幅は過去最大だった。ネット配信からの収入は増えたが、CDや放送局からの収入減を補いきれなかった。 音楽CDを含む「オーディオディスク」は17.4%減の169億円。徴収額の最大シェアを占める「放送等」は、景気低迷の影響などを受け、2.1%減の272億円だった。 ネット配信関連では、着メロや着うたの徴収額が減ったが、着うたフルが前年度並みを維持。PC向けダウンロード、ストリーミング配信は増加した。 PC向けダウンロード、着うたフル含む「ダウンロード配信」は18.2%増の51億円、YouTubeやニコニコ動画、GyaOなど約20サイトからの徴収を含む「動画等ストリーム」は43.8%増の7億円に伸びている。 私的録音補償金は35.5%減の1億円、私的録画補償金
5月18日、米ペンシルベニア州で民主党の上院議員候補を決める予備選が行われ、「ティーパーティ」が支援するジョー・セスタック下院議員が勝利(2010年 ロイター/Beverly Schaefer) [ワシントン 18日 ロイター] 11月に中間選挙を控え、米ペンシルベニア州では18日、民主党の上院議員候補を決める予備選が行われ、保守派運動「ティーパーティ」が支援するジョー・セスタック下院議員が、同党重鎮で現職のアーレン・スペクター上院議員を破った。 アーカンソー州の民主党の上院予備選では、2期目の現職ブランチ・リンカーン上院議員が勝利に必要な票数を獲得できず、ビル・ホルター副知事との6月8日の決選投票に臨むことになった。 政府への不信感に加え、民主党、共和党のどちらも景気回復と財政支出抑制に十分取り組んでいないとの不安による反体制ムードの高まりが、現職議員の敗北、苦戦の背景にある。 一方、ケ
宮崎県で口蹄疫感染の疑われる牛が確認されるまで何があったのか。関係者の話から再現する。 宮崎県都農(つの)町。3月下旬、ある農場で水牛が下痢になった。モッツァレラチーズを作るために飼われていた42頭のうちの1頭。往診した獣医師は、31日に県の宮崎家畜保健衛生所に届け出た。 県も立ち入り検査したが、口蹄疫にみられる口の中や蹄(ひづめ)の水疱(すいほう)、よだれがない。便なども検査したが、下痢の原因となる菌やウイルスが見つからず、結論が出ないまま下痢は治まった。 これが最初の異変だった。 この農場から南に約600メートル離れた別の農家で、次の異変が起きた。 「口の中に軽い潰瘍(かいよう)のある牛がいる」。4月9日、衛生所に別の獣医師から連絡があった。2日前に往診したところ、1頭の牛が前夜から発熱し食欲がなく、口からわずかによだれがあったのだという。 県の口蹄疫防疫マニュアルでは「(
今夜、2010年5月18日(火)は11月の中間選挙へ向けての重要な「予備選(プライマリー)」が集中しています。今年の場合は、今夜のことを「スーパー・セネット(上院)・チューズデー」などと呼ぶメディアもあるぐらいで、大変に注目がされているのですが、それというのも、特に「現職もしくは現職指名の後継」が苦戦していることが、今秋の中間選挙を占う大事な意味があるからです。 本稿の時点では、まだ結果が出ていないのですが、今夜の注目は民主党の「中間派」である2人の議員、スペクター(ペンシルベニア州選出)とリンカン(アーカンソー州選出)の両名が新人に猛追されているケースです。いずれもオバマと近く、共和党の中間派との超党派合意を行う上でのキーパーソンだった議員で、スペクター議員の場合は医療保険改革に賛成するために、共和党から民主党に鞍替しているなど、とにかく中間的で穏健な実務派です。ですが、左のポピュリスト
1956年生まれ。テレビディレクター、映画監督、作家。ドキュメンタリー映画『A』『A2』で大きな評価を受ける。著書に『東京番外地』など多数。 森達也 リアル共同幻想論 テレビディレクター、映画監督、作家として活躍中の森達也氏による社会派コラム。社会問題から時事テーマまで、独自の視点で鋭く斬る! バックナンバー一覧 「森さんはツイッターはやらないのですか」 この質問を最近はよくされる。勤務している大学の学生から。新刊についてのインタビューをされている最中に。あるいはシンポジウムの終盤に行われる観客との質疑応答で。そのたびに僕はこう答える。 「ツイッターってよくわからないのですが」 質問をした学生や新聞記者や会社員26歳(たぶん)は僕のこの答えに、「ああそうですか」とうなずきながら、ちょっとだけ困ったように笑う。今さらそんなこと言われてもなあといった雰囲気がなんとなく漂う(被害妄想かもしれない
初回から読む 前回から読む 花子 後藤先生、前回、検察と政府民主党の力関係についてお話を伺いましたけど、この点、自民党が我が世の春を謳歌していた時代はどうだったんですか? さっきの話では、自民党の政治家に対する捜査や逮捕はあって、自民党内から、その政治家へ対する批判はあったということですけど、捜査する側への反発はなかったんですか? 後藤 少なくとも今の民主党の議員のように「国民が選んだ自民党と官僚機構の戦いだ」とは言いませんでしたね。 太郎 だからって、自民党は民主党と比べて素晴らしい政権与党だったんですかね。安定多数の時期が長かったし。 花子 そうよね。自民党も、数を力に、きれいなことばっかりをしてきた訳じゃないと思います。 後藤 それはおそらくそのとおりですね。私も昨年夏の政権交代は、起こるべくして起きたものだと思っています。この20年ぐらいですかね、国力が衰退してきた時に政権党として
原口一博総務相は18日、NTTの組織見直しの是非について「年内に結論を出す」との方針を示した。高速ブロードバンドの普及に向け、NTTから光ファイバー回線を分離するかどうかについては総務省の検討会がこの日、「1年後に再検討」との報告書を提出したが、より早く結論を出すよう促した。ここに至る議論には、原口氏とソフトバンクの「近さ」が影響を与えてきた。 「1年先送りする余裕はない。一定の結論を年内に得て、国民に次のステップを実感してもらう」。18日、総務省の政務三役と、NTTの組織見直しを話し合う検討会「タスクフォース」の委員が顔をそろえた会合で、原口氏はこう述べた。あくまでも年内決着にこだわる考えを強調した。 原口氏は昨年12月に「光の道」と呼ぶ構想をまとめた。光回線などの高速ブロードバンドを2015年までに国内全世帯に普及させる政策だ。通信各社は、NTTの電電公社時代の資産を元に築いた光回
以前より厳しさを増して、日本にデフレが戻ってきた。2009年第4四半期のGDPデフレーターは1年前と比べて2.8%低下した。しかし、菅直人財務大臣は、前任者たちと同様に、日本銀行にデフレ解決の責任を負わせている。同大臣は、デフレは日本の長期にわたる景気低迷の根源であり、中央銀行が“インフレターゲット政策”という魔法の杖を持っているかのように語っている。 だが、インフレターゲット政策は日本では機能しないだろう。デフレの主因は金融刺激策が不十分であることではなく、需要が低迷し、“GDPギャップ”が広がっていることにある。現在、需給ギャップはGDPの約7%に達している。需要が弱いと物価は軟調になる。過去25年間、若干のラグがあったが、GDPギャップと物価動向の間に非常に高い相関性が見られた。 10年前、マネタリストたちは量的緩和をすればデフレを克服できると力説していた。日銀は量的緩和を試みた
5月18日発売の「週刊朝日」に私のインタビューが掲載された。ところが、広告に掲載された見出しを見て驚いた。 「優秀な女がバカな男を駆逐 「男の非正規」の何が悪い」 私はこんなこと言っていない。「バカな男」とか「何が悪い」なんてインタビューの本文にも私の本のどこにも書いていない。 「競争と公平感」では「非正規」が問題になっているのは事実だけれど、それは女性には新しい話ではなく、今までになかった男性の「非正規」が増えたことが社会問題になっている、ということを書いている。「何が悪い」というのは「週刊朝日」の見出しをつけた人の解釈であって、私の主張ではない。「見出し」は必ずしも著者が言ったことではないかもしれないが、あたかも著者の発言のように見出しを書くというのは問題だ。「週刊朝日」の考え方や解釈なら、そう分かるように書くべきだ。「週刊朝日」はこう読んだ、と書いてほしい。私の表現ではないし、そのよ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く