京都府警警察学校(京都市伏見区)で、配属前に捜査実務などを学ぶ未成年の新人警察官12人が昨年11月、懇親会で酒を飲んでいたことが府警への取材でわかった。うち一人は急性アルコール中毒で救急搬送された。同警察学校は飲酒した未成年全員と、監督責任がある教官2人をいずれも厳重注意とした。 府警によると、12人は昨年4月に採用された同学校の初任科生。懇親会は、同年11月22日午後6時半ごろから、警察学校近くの焼き肉店で開かれ、教官2人と、23人の未成年を含む39人の生徒が参加した。教官2人を含む約30人が個室、約10人が教官から目が届かないテーブル席に座り、飲酒した未成年のほとんどはテーブル席にいた。 警察学校は「法律を守る警察官としての倫理に照らし、軽率だった」としている。