AP通信によると、イタリアのベルルスコーニ首相は17日、ブリュッセルで記者団に対し、アフガニスタン国際治安支援部隊(ISAF)について「即座に」撤退させるべきだとの考えを強調した。アフガンでは同日、イタリア軍兵士6人が死亡する自爆攻撃が起きたばかり。 また、ISAF参加国との協議なしに単独で決定しないとしながらも、自国軍も早急に撤退させたいとの考えを示した。 さらに首相は、ISAF撤退と関係なく、イタリアがアフガン大統領選に向け増派した兵士400〜500人の削減計画を立てていることも明らかにした。 反政府武装勢力タリバンによる首都カブールでの自爆攻撃は、イタリアの海外駐留部隊への攻撃としては2003年にイラク南部ナシリヤで19人の兵士らが殺害されて以来の犠牲者数となった。(共同)