[ニューヨーク 18日 AP] 第二次世界大戦の退役軍人ウォルタ・マーチン氏(83)は、「これまでに何度も『警察だ!ドアを開けろ!』と言われた。もう聞き飽きたよ」と話している。マーチン氏は82歳の妻と二人でマリンパークに住んでいるが、「警察だ!ドアを開けろ!」と警察が自宅にやって来たことが、この8年間で約50回もあるという。 ニューヨーク・デイリー・ニュース紙によると、マーチン氏夫妻の個人情報が何者かに盗まれた可能性があるとして、ニューヨーク市警の専門チームが捜査を開始した。 今週初めにも、警察官数名がマーチン氏宅の玄関と裏口のドアを叩き、夫妻にとっては“聞き飽きたフレーズ”をまたもや叫ぶ騒動があったという。 「警察はいつも礼儀正しいのですが……。毎回、やはり血圧が上がってしまいます」とマーチン氏は話している。 ※AP通信社(AP)配信のテキストを書き換え、間接直接を問わず出版、放送を目