プログラミング言語「Ruby」の国内最大のビジネスカンファレンス「RubyWorld Conference」。Rubyの先進的な利用事例や最新の技術動向、開発者教育の状況などの情報を発信することで、「Rubyのエコシステム(生態系)」を知ることができる場として開催します。ここで登壇したのは、Rubyアソシエーション 理事長のまつもとゆきひろ氏。プログラミング言語の過去、歴史から学ぶ教訓について発表しました。全4回。1回目は、「アイデアだけでは十分ではない」について。 Ruby開発のきっかけ まつもとゆきひろ氏:じゃあ、始めます。Rubyを作り始めた記録が残っているんですが、その当時勤めていた会社の先輩にあたる人が、本を書くという話になったんですね。 その時に、彼は『プログラミング言語を作りながら学ぶオブジェクト指向』という本を書くと言ってきたんですね。編集の人と話をしていく中で「どういう企
![「アイデアだけでは意味がない、実装されて初めて意味がある」 世界最古のプログラミング言語から学ぶ教訓](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ea81d0b1ee4658c15a92fd2e7970573b590be9d2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.logmi.jp%2Farticle_images%2F992JuGpU3J8TDjoW9kr5Ax.jpg)