訳文を書く立場としては、そういう、翻訳の世界ではよく出てくるが普通の日本語としてはあまり使われないものをどう考えるべきかが問題になるでしょう。意識しているかどうかは別として、翻訳者の立場は以下の4つに分かれると思います。 意識していない(結果として使っていたり使っていなかったりする) 翻訳に慣れた人が対象読者だからかまわない 翻訳に不慣れな人までを対象読者に含むから避ける 対象読者がどうであれ、日本人が普通に書いたら使わないのだから避ける 1は論外でしょう。2~4は、それぞれの翻訳者の方針ということになりますし、仕事の種類や求められるものによって違うという面もあるでしょう。 ちなみに、私は……最初は1でしたね、やっぱり。翻訳の怖さもわからずにやっていた時期もありますから、当然なんですが。意識するようになったあと、最初のうちは仕事の種類や求められるものに合わせてケースバイケースという意識が強