特撮ものは、ほとんどの子どもは一定の年齢に達すると見なくなっていくため、世代がずれた作品はほとんど知らないことが珍しくないのですが、最近「機動刑事ジバン」(1989-90)の「対バイオロン法」なる法律がすごいという評判を知り、実際にその内容を確認したところ、腹筋のけいれんが止まらなくなりました。 「機動刑事ジバン」とは、人間の心を持ったままロボットに改造された刑事が、変身して「機動刑事ジバン」となり、悪の組織「バイオロン」と戦う、今はなき「メタルヒーローシリーズ」の作品です。この作品の見せ場は、様々な悪事を働くバイオロンに対し、ジバンが電子警察手帳を見せつけ、「対バイオロン法」を読み上げたうえでやっつけるところなのですが、そこで読み上げられる「対バイオロン法」が素敵すぎると、ネット界でもあちこちでとりあげられる代物でした。 第一条 機動刑事ジバンは、いかなる場合でも令状なしに犯人を逮捕する