筆者は「GNOME 2」のことをよく覚えているし、実のところ「GNOME 1」のことも強く記憶に残っている。というのは、最初の公式リリース前に、このデスクトップ環境のテストに参加したからだ。筆者はその後、もっと現代的なデスクトップに移行したが、初期のGNOMEに対しては懐かしさを感じている。 一方で、「GNOME Shell」(「GNOME 3」のユーザーインターフェース)がリリースされた際に起きた反発についても覚えている。反発は強烈だった。あのときには、開発者が突如として熱烈なユーザーのはしごを外し、デスクトップの使い方をまったく変えてしまおうと決めたように見えた。それは、筆者も含めて、一部の人にとっては歓迎すべき変化だった。以前から「Windows」に似せたインターフェースがあまり好きではなかった筆者は、すぐにモダンなGNOME 3に引き付けられたし、それは今でも変わらない。 しかし先