この記事の3つのポイント 2025年2月、エジプトで古代のファラオ、トトメス2世の墓が発見 第18王朝で唯一未発見だった王墓の発見で、今後の研究に期待 「王家の谷」ではツタンカーメン以来約100年ぶり大発見となった 久しぶりに、考古学者が古代エジプト王の墓に足を踏み入れた。壁には特徴的なヒエログリフ(象形文字)が刻まれ、天井には数千年前の天体図の痕跡が残されていた。エジプト観光・考古省は2月18日、英国とエジプトの合同考古学チームが、トトメス2世の墓を発見したと発表した。紀元前15世紀の古代王国に関する理解を覆す可能性もあるという。 この発見はまた、この古代文明の宝物のニュースで西洋が沸き立った19世紀〜20世紀初頭の起源から、エジプト学がどのように変化してきたかも浮き彫りにしている。 どのようにして発見されたのか この発見は、1922年にツタンカーメンの墓が発見されて以来、エジプトで10
