香川県が先月、ネット・スマートフォン・ゲームの利用時間を制限する「ネット・ゲーム依存症対策条例(仮)」の素案を公表した。県外まで賛否両論の意見が挙がったが、人は何故、自分達がかつて青少年だった時期にはなかった新たなテクノロジーに対し、拒否するだけに留まらず制度化して若者にまで強要するのだろうか? 実はテクノロジーを拒否する事は不可能ではない。事例としてアメリカやカナダにあるキリスト教系のアーミッシュのコミュニティは、基本的にヨーロッパから移民してきた当時(18世紀頃)のレベルで生活し内燃機関や電気を使用しない。しかし忘れてはいけない点がある、アメリカ・カナダの社会・領土内で生活しているという事は、世界最先端のテクノロジーに少なからず支えられ、そしてそれによる軍事力に守られているという事だ。 歴史の常として、進んだテクノロジーで文明(国家・民族・文化圏)間のパワーバランスが崩れると、一方的な