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ブックマーク / gnabikes.hatenablog.com (18)

  • 「夜の現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン」開催予告! - sekibang 1.0

    <ザ・スコープ>はヨーヨーダイン工場の電子機器の組立て作業員の溜まり場だった。外側の緑色のネオン・サインは精巧にオシロスコープ管の画面をかたどったもので、そこには限りなく形を変えるリサジュー図形の踊りが流れている。この日は給料日らしく、バーの中は、だれもがもう酔っぱらっているようだった。(略)とつぜんバーの向こうの端にあるジューク・ボックスのようなものから、ウーだの、イーだのという音のコーラスが響いてきた。だれもが話をやめた。バーテンが飲みものをもって、忍び足で戻ってきた。 「どうしたの?」とエディパは小声で言った。 「あれはシュトックハウゼンの作品」とクールな灰色の顎ひげが教えてくれた(トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』より) CDは売れなくなり、モラルの欠如した音楽データの違法コピーが蔓延し、レコード店は次々に潰れていく一方で、リスナーの趣味は細分化し続け、今や隣の席のあのコ

    「夜の現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン」開催予告! - sekibang 1.0
  • 『UMA-SHIKA』創刊号の詳細 - sekibang 1.0

    『UMA-SHIKA』創刊号の印刷用データを日入稿いたしました。連日連夜の作業によって目の下にくすみが発生し、死人ライクな顔つきになってしまいましたが今回の成果物には自信があります。レイアウトは『ユリイカ』を舐めるように読み、思いっきりパクりました。WORDで強引に編集したとは思えない(このワープロソフトの機能を使い倒した)仕上がりに、皆様満足していただけるはずです。最終的に当初予定していた80ページの分量は、140ページまで膨れ上がりました。掲載作品は下記になります。 《小説》存在しない三つの故郷についてのメモワール(id:Geheimagent) 《小説》デストルクティオン(id:Dirk_Diggler) 《小説》あっちゃんの東京暴動(id:yoghurt) 《小説》マリンパレス(id:acidtank) 《まんが》かえってきた小鳥 おそろいのポシェット(id:ayakomiyam

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  • 文芸同人「UMA-SHIKA」、文学フリマに出店が決定しました! - sekibang 1.0

    文芸同人「UMA-SHIKA」*1についてのお知らせです。日帰宅したところ、ポストに文学フリマの事務局から出店料振込みのお願いが届いていました。これが振り込め詐欺だったら……と思うと、ぬか喜びにもほどがあり、いますぐ穴を掘って土下座したくもなりますが、たぶん出店確定です。開催は2009年5月10日(日)大田区産業プラザPiOにて。皆さん、この日は予定を空けておいてくださいね。もしかしたら、自称「ロック史上スミスの次に文学的な歌詞を歌うバンド」ことニップル騎士団の音源も売ったりするかもしれません。 で、『UMA-SHIKA』創刊号の内容について、打ち合わせ(と称した飲み会)でチラホラ耳にした話を書いておきます。 id:ayakomiyamoto談 「700年間一人ぼっちの小鳥のマンガを書こうかな……」 id:Dirk_Diggler談 「メタルでマジックリアリズムでジュブナイルな小説を……

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  • カールハインツ・シュトックハウゼン《グルッペン》 - sekibang 1.0

    Youtubeを観ていたらカールハインツ・シュトックハウゼンの《グルッペン》の映像が見つかった。こちらは3つのオーケストラを使用して、音を塊として操作する……云々というトーンクラスター技法の先駆けにもなった、と評される作品である(確か近藤譲があまりの難解さに『現代音楽はもう終わった』みたいな発言をしていた気がする)。とにかくギネス級の規模の大きさであるが、こちらの演奏は3つのオケを指揮する3人のメンツがすごい。サイモン・ラトル、ジョン・カレヴェ、そしてダニエル・ハーディング……と横綱みたいな人たちが揃っている(1998年の演奏、ダニエル・ハーディングが美青年過ぎてやばい。当時まだ23歳!)。 この作品をBBCフィルハーモニックを今年演奏していて、それを生で聴いた友人から話を聞いたのだが、演奏会場で聴くと(視覚的にも)かなりすごいらしく、会場のロイヤル・アルバート・ホールのアリーナ席にもオケ

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  • 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール『記憶喪失学』 - sekibang 1.0

    記憶喪失学posted with amazlet at 08.11.12菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール ewe records (2008-10-29) 売り上げランキング: 2034 Amazon.co.jp で詳細を見る 菊地成孔の新譜を聴く。これはもう大名盤。オーケストラが演奏する無調から一気にサックスによるテーマへと流れ込んでいく一曲目の導入部からしてもう背筋が凍りつくようなほどの美しさであり、これ以上隠微な音楽音楽史上を振り返っても他にアルバン・ベルクの歌曲か晩年のマーラーが書いたアダージョぐらいしか思いつかない。とにかく素晴らしい作品で、菊地成孔の雑多/多彩なディスコグラフィ中においても「最高傑作」として推薦できる。 楽曲では、菊地とともにオリジナル作品の作曲者として名前が記されている中島ノブユキによる「ソニア・ブラガ事件」が最高だ――ジョン・アダムズのセンスをもっ

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  • 続・ユーロ安なのでシュトックハウゼンのCDを安く買おう - sekibang 1.0

    http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20081027/p2 前回のエントリであまり具体的な話をしていなかったので、寝る前にもう少し具体的な話をしておきます。私が取ろうとしている注文方法はこちらの方法にそのまま則っておこなうつもりです。詳しくはリンク先をみていただければ分かるのですが、シュトックハウゼン出版会はカードでの取引をおこなっておりません。そのため、国際為替で料金を前払いしなくてはなりません。郵便局でこれらの手続きはおこなえますが、この手数料が約2000円。こちらの手数料は、共同購入される方の人数で折半していただくことになると思います。なので、人数が多くなればなるほどお得感は増します。完全善意で奉仕、その代わり何か粗相があったら許してねスタイルなのでこのほかにはCD代金に上乗せされるお金はいただきません(あと、個別に送付する際の送料ぐらいか)。 応募の

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  • ピエール=ロラン・エマール『メシアンへのオマージュ』 - sekibang 1.0

    メシアンへのオマージュposted with amazlet at 08.08.26エマール(ピエール=ロラン) ユニバーサル ミュージック クラシック (2008-07-09) 売り上げランキング: 3396 Amazon.co.jp で詳細を見る 先日の来日公演でも素晴らしい演奏を聴かせてくれたピエール=ロラン・エマール*1のメシアン作品集を聴いた。バッハがメインとなった今回の来日では、バッハ、そしてそれ以上にベートーヴェンの演奏が素晴らしかったので正直言ってメシアン作品についての印象があまり残っていないのだが、この録音を聴きかえしているうちにエマールが弾くメシアンのすごさが分かってきた気がする。 エマールが弾くメシアンはとても自然なのである。そこで描かれる作曲家の姿は「鳥と戯れる神秘主義的カトリック信者」でも「音楽によって星を、宇宙を描こうとした誇大妄想家」ではない。演奏を聴いている

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  • インテリぶってるので続けるよ - sekibang 1.0

    http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20080730/p2 ぶってぶって姫、降臨www - 消毒しましょ! 「ぶってぶって姫」ってなんなのか、ホンモノのインテリではなく(やっぱりホンモノとなると新聞を読んだりしなくちゃいけないんだろうか?)インテリぶっているだけなのでよく分からないのだが、もう少しエントリを続けてみる。 こちらは、わざわざまたトラバエントリを書いてくださったid:AntiSepticさんへの返信でありながら(『戯れに弄くったら』というなら、別にトラックバックを送る必要あったのかな……)、アドルノについての文章になると思うので「なんだよ、暇人同士が言い合ってるだけかよ」と思わず、第3者の方も興味があったら読むと良いと思います。インテリぶってるので微妙に上から目線です。 ちなみに先方からは「返信しなくて結構です」と言われてるんだけど、まぁ、良いや

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  • 電脳世界の前衛音楽ライブラリ - sekibang 1.0

    この前お風呂でシャンプーしているときに、ふと「やっぱ、いざっていうときのために、ユリ・ゲラーのアルバムと、マーシャル・マクルーハンのアルバムは持っておくべきかなぁ……」と思ったんだけど、調べてみたらこういうのモンドだかなんだかよくわかんない珍盤ってめっちゃくちゃ高いのなー! ユリ・ゲラーposted with amazlet at 08.06.23ユリ・ゲラー LD&K (2005-01-26) 売り上げランキング: 71599 Amazon.co.jp で詳細を見る ユリ・ゲラー(ミッキー・カーチスがプロデュースしてんの)は再発が出てるから良いとして……問題はこれだよ! ザ・メディア・イズ・ザ・マッサージposted with amazlet at 08.06.23マーシャル・マクルーハン ソニーレコード (1999-04-21) 売り上げランキング: 156294 Amazon.co.

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    onanieCEO
    onanieCEO 2008/07/07
    「やっぱ、いざっていうときのために、ユリ・ゲラーのアルバムと、マーシャル・マクルーハンのアルバムは持っておくべきかなぁ……」
  • カプースチンは上原ひろみを作曲する - sekibang 1.0

    気が重くなるような長文エントリが続いたので口直しに、Youtubeから音楽映像をご紹介。冒頭にあげたのは、ロシアのジャズ・ピアニスト兼作曲家であるニコライ・カプースチンの《ジャズ・エチュード》第3番。「3倍速チック・コリア」みたいな作品である。まるで、上原ひろみのインプロヴィゼーションを書き起こしたかのような音の密度。 続けて《ジャズ・エチュード》第1番。この作曲家の作品集は近年日でも楽譜が出版されていて一時期、アマチュアのピアノ奏者の間で話題になっていたそうだけれど、こんなの弾ける人いるの?って思う。この演奏者がすごいだけ? 作曲家ご人による《前奏曲》。これはまだ普通な感じで、前のふたつの映像で弾いている人に比べるととても「ジャズらしく」聴こえる。「ジャズっぽく聴こえる演奏には、和音だけでなく、タッチやタイム感が大きな要素として絡んでくるのだなぁ」と思った。 ピアノ・ソナタ第2番と楽

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  • はてな試される男のディナー出し - sekibang 1.0

    「ねー、これべたい」と言われたのは先日『SMAP×SMAP』を観ていたときのこと(その日は麻生太郎がビストロ・スマップに出ててなんか美味しそうなパスタべてた)。「この一言は「試練」だ。過去に打ち勝てという「試練」とオレは受け取った(ジョジョ第5部)。この期待に応えてこそ、一介の男料理人なのでは……」と思ったので、今週はおぼろげな記憶を元に麻生太郎もしたという「グラタン風パスタ」を作りました。 適当ににんにくとひき肉炒めて、そこにきのこたくさん投入して炒めて、ホワイトソース投入して……みたいなソースに茹で上げたパスタ絡めて、チーズ載せて焼く!っつーいい加減さで作ってみましたが、美味しくできました。微妙に麻生太郎がってたモノとは違かったけどな……。 サラダには「なんかこういう料理、創作ダイニング居酒屋とかにあるよな……」と思って作った「アボカドとマグロとシャキシャキサラダ」を提供。“

    はてな試される男のディナー出し - sekibang 1.0
  • 東京都交響楽団定期演奏会第656回@東京文化会館 - sekibang 1.0

    武満徹:《弦楽のためのレクイエム》 武満徹:《アステリズム――ピアノとオーケストラのための》 武満徹:《系図――若い人たちのための音楽詩》 ルチアーノ・ベリオ:《シンフォニア――8つの声とオーケストラのための》 素晴らしい演奏会。このプログラムを組んだ人は、天才的な構成力と想像力をもっているにちがいない。<日管弦楽の名曲とその源流>のテーマで、武満×ベリオという組み合わせはややねらいが外れていたかもしれないが、前半で武満徹の軌跡を辿りつつ、《系図》と《シンフォニア》という二つの「声のための」作品で繋げられた。もっとテーマに寄り添うなら、ベリオよりもメシアンのほうが相応しかっただろう(《アステリズム》には、はっきりとメシアンの足跡のようなものを聴くことができることだし)。 集中的に武満の音楽を聴いていて改めて気がついたのは、彼の音楽における「協和」というキーワードだった。「ストラヴィンスキ

    onanieCEO
    onanieCEO 2008/01/20
    安い席で聴いたが、やはり生のアステリズムとシンフォニアには萌えた
  • CRAMPS LABEL COLLECTION/『音楽のスケッチ』 - sekibang 1.0

    MUSICA SU SCHEMI(紙ジャケット仕様)posted with amazlet on 07.12.08グルッポ・ディ・インプロヴィゼオ・ヌオーヴァ・コンソナツア ストレンジ・デイズ・レコード (2007/11/28) 売り上げランキング: 15687 Amazon.co.jp で詳細を見る 日音楽雑誌『ストレンジ・デイズ』が主催しているレーベル「ストレンジ・デイズ・レコード」が今年になって、イタリアの前衛系レーベルCRAMPSのレコードを、紙ジャケット仕様で再発させている。このレーベルから出ている音源の多くは、以前にもAKARMAというイタリアの会社が紙ジャケで再発していたのだけれども、何せガイジンがやることだから作りが甘く、ほぼ段ボールの紙にジャケ写をプリントした……みたいな作り。これが『ストレンジ・デイズ』の社長である岩晃市郎さんはとても気に入らなかったらしい(人が

  • アンサンブル・モデルン来日! - sekibang 1.0

    80年代に世界で初めて「現代音楽専門アンサンブル」として結成されたフランクフルトの音楽集団、アンサンブル・モデルンの来日が決定しているそうです。このグループ、フランク・ザッパのラスト・ツアー/ラスト・アルバムとなった『イエロー・シャーク』の演奏も担当していて、ここでご紹介したのはそのときの映像。来日公演は2008年5月21日、東京オペラシティだそうです。で、曲目がスティーヴ・ライヒの新作と《18人のミュージシャンのための音楽》!非商業的な分野の音楽のなかで、20世紀でもっとも商業的に成功した作品のひとつであろう、この作品を生で体験するチャンスがめぐってこようとは……。チケットがどこで手に入るか/いつ発売か分からないけれど、これはチェックしておきたい。 (↑こちらの映像はアンサンブル・モデルンのものではありません)

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  • 「石版!」 - ラン・ランのモールァルト 1

    今日すごく笑った映像。中国出身の若手ピアニスト、ラン・ランの練習模様。演奏している曲目はよくわからないが「2の手が闘ってるみたいに!」とか叫びながら、超絶技法を見せ付けている。激しい変拍子のなかでチラチラと顔を見せるフランス風の和音から推測するとプロコフィエフの曲だろうか(他にこんなパーカッシヴなピアノ曲を書いているのを、ヒナステラぐらいしか知らない)――《戦争ソナタ》からの曲だったら「闘ってるみたいに!」というラン・ランの着想もあながち間違いではない。もっとも、彼が想像するのは、過酷な戦争の模様ではなく、コンピューターゲームなのだが。この軽さが新世代っぽい気もする。壮絶さ、深刻さに欠けた《戦争ソナタ》(?)はリヒテルが弾くそれとは大きく異なっている。しかし、プロコフィエフって元々シリアスさが希薄な作曲家だと思うので、全然アリだ。 これも爆笑した。リストの《ドン・ジョヴァンニの回想》。全

    「石版!」 - ラン・ランのモールァルト 1
  • パーカッシヴなピアノ曲 - sekibang 1.0

    散漫なエントリを連投しておりますが、続けます。パーカッシヴなピアノ曲で思いついた曲をYoutubeで探してみました。一曲目はジョン・ケージの《プリペアド・ピアノのためのバッカナール》。プリペアド・ピアノとは、ピアノの弦にゴムやネジなどを挟み込んで、音色が準備されている――というケージによる大発明ですが、この曲はその楽器を使用した作品のなかでも傑作に数えられるものでしょう。思いっきりガムランを模写してますが、かなりダンサブル。 続いてバルトークのピアノ・ソナタ第1番。演奏するのはゾルターン・コチシュ。うわー、すげぇ老けたなぁ、この人。同じハンガリー出身のアンドラーシュ・シフと芸風が被ってて、見分けつかなかったんだけど、これなら分かる。 続いてヒナステラ(アルゼンチンの作曲家)のピアノ・ソナタ第1番より第4楽章。「アルゼンチンのバルトーク」と呼ばれているだけあって、家に迫る異常なリズム感。

  • ベリオがネットで観られる時代に感動 - sekibang 1.0

    イタリアの作曲家、ルチアーノ・ベリオの大問題作《シンフォニア》より第3楽章の映像(指揮はサイモン・ラトル)。この部分は、マーラーの交響曲第2番《復活》を主なパロディの対象としながら、ストラヴィンスキー、シェーンベルク、ベートーヴェン、ドビュッシー……などの作品を細切れにして繋げたコラージュになっており、それが「作曲行為と呼べるのか」というスキャンダルを呼んでいる。 映像は、引用元となった作曲家の写真が重ねられ、音楽を解説するとものとなっているのだが、視覚的な情報量よりも多層的な音響の方がはるかに情報量が多い。ベリオを語る際のキーワードとして「創造的な編曲」というものが挙げられようが、《シンフォニア》はそれが最も激しい形で実行されたものだろう。過去の作曲家を素材として用い、また最後の作品となったプッチーニの《トゥーランドット》の補筆という仕事は「過去に存在したかもしれない(が実際には存在して

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  • 残暑のイタリアン・ロック祭 - sekibang 1.0

    誰も興味がわかなそうな雑感めいた文章をアップしたついでに、70年代のイタリアで活躍した(かどうかは定かではない)ロック・バンドの動画をたくさん貼り付けようと思います。まず手始めに、ニュー・トロルズ。重苦しいオルガンのソロからヴォーカルの絶叫、上半身裸のドラム。みんなまとめて南極に行ってもらいたいほど暑苦しい。 オザンナ。もはやこの衣装はカルト教団の幹部にしか見えません。このバンドにもフルートのメンバーがいますが、当時のイタリアには「インチキなディープパープルっぽいギター+フルート」みたいなバンドが多いです。えない音大生がみんなこのテのバンドに入ったんじゃないか。 ゴブリン。ダリオ・アルジェント監督作品の音楽を支えたジャズ・ロック・バンド。キワモノ感たっぷりのバンドが多いなかで、ここまで「ちゃんと(笑わずに)聴ける音楽」を演奏していたゴブリンは貴重な存在と言えましょう。 ゴブリンのキーボー

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