クリプトン・フューチャー・メディア(札幌)の伊藤博之代表をゲストに10月12日、紀伊國屋書店札幌本店でサイエンス・カフェ「初音ミクNight~科学を超えた歌姫~」(実行委主催、北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット協力)が開かれた。約200人の参加者があり、開場30分前に100人が列を作るほどの盛況は、初音ミクと伊藤代表のブランド力の強さを改めて示した。カフェの様子や感想は多くのmixi日記やブログにアップされている。実行委員長が、カフェを企画した狙いや総括を報告する。(田中徹 北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット演習=サイエンス・ライティング=担当講師/新聞記者) 科学技術は幸せのために 「科学には悪いイメージもあるけど、科学は本来人間の幸せのために資するべきであって、夢がある世界観といいますか、何かを開発してそれが人の役に立つ、イノベーションを生んでいくという『協創』