ケネス・ロゴフがイギリスのガーディアン紙に寄稿した、金融危機対策です。インフレを起せと言ってられます。まあ、それはいいのですが、起した後、行き過ぎてしまう可能性はどうするのかについての答えが...そんなに簡単なら、ヴォルカーのインフレ退治はなんだったんだと。 インフレを受け入れる ケネス・ロゴフ 2008年12月2日 今は、世界の主要中央銀行が、適度なインフレの発生は現在の負債に関する大問題の中で、大いに助けとなってくれるだろう事を認める時だ。 確かに、インフレは経済の中の[インフレに]連動されていない全ての債権の実質的な価値を削減してしまう、アンフェアなやり方ではある。物価のインフレにより、債権者は減価した通貨での返済を受けることになる。確かに、原則的にはインフレに拠らずに金融システムの問題を解決するすべがあるはずだ。[だが]残念ながら、銀行への資本注入や住宅ローン債務者への直接救済