米Oracleは6月、Demantraの買収を発表した。Demantraはサプライチェーンプランニングのアプリケーションを開発する企業。OracleのサプライチェーンおよびERPソリューションを強化するのが目的。24日、日本オラクルは本件のメリットについて都内で説明を行った。 日本オラクル 執行役員 アプリケーションマーケティング本部長 藤本寛氏は、「顧客ニーズの多様化、グローバル市場への進出などが行われる中で、内部情報に頼り、マス指向、物理資産ベースで業務を推進するこれまでのサプライチェーンがすでに古くなっている」と指摘、「今後は外の情報を集め、多様なニーズに対応できる意志決定ベースのサプライチェーンが求められる」とする。 同氏はこの流れを「プロセス指向から結果指向へ」と表現、Oracleとして顧客の需要を出発点とするデマンドチェーン・プランニングを実現する必要があり、Demantraは