現在のHPは大きな合併を繰り返してきた結果、コンパック、デジタルエクイップメント、タンデムといった企業の技術や製品とITリソースを引き継いでいる。そのため2002年の時点では、HPは世界中に300ものデータセンターを所有していたという。その後データセンターの統合が進められ、2004年(会計年度)には85カ所になっていたが、今後さらに統合を進め、2007年末には3カ所に2つずつの計6つへの集約を目指すという。 この過激ともいえる急速な統合を実現するために、HPのIT部門が必要とする機能を考え、それらを反映して生み出されたものが、BladeSystem c-Classである。これによりデータセンターの保守管理のコストを削減し、「革新」のためにコストを割り振ることで、いっそうの発展を目指すのがHPの戦略である。 ユーザーの立場から見たITインフラ戦略 続いて全日本空輸株式会社(全日空)IT推進室
日本ヒューレット・パッカードは,RISC/Itanium2向けのUNIX互換OSの新版「HP-UX 11i v3」を,2007年4月13日に販売開始する。処理性能の向上や仮想化機能の強化などを施した。価格は,1CPU(コア)あたり16万9000円から。 HP-UXは,同社のRISC UNIX機向けのUNIX互換OS。Itanium2搭載ブレード・サーバーや巨大SMP機のIntegrity Superdome(HP 9000 Superdome)など,PA-RISCまたはPA-RISC後継CPUであるItanium2を搭載したコンピュータ上で稼働する。 新版の処理性能は従来版より約30%向上させたという。新版OSを用いたTPC-Cベンチマーク試験では,2007年2月27日(米国時間)に,Oracle Database 10g R2とSuperdome(64プロセッサ)の組み合わせで409万2
「ハードウェアの運用コスト削減やビジネスの変化への迅速な対応というビジネス上の課題に対し、半数以上のユーザーが仮想化技術の導入にメリットがあると感じている。反面、仮想化技術を導入することで、運用管理の体制は複雑化するのではという懸念も持っている」――2006年9月開催の仮想化技術紹介セッションの参加者に実施したアンケート結果を基に、日本ヒューレット・パッカード マーケティング統括本部 インフラストラクチャソリューション本部 担当部長の小桧山淳一氏は、現状の仮想化技術に対するユーザー意識をこのように説明した。 ここ最近、「仮想化」はIT業界のキーワードとして頻繁に登場している。仮想化技術導入によるメリットは、さまざまなベンダーやメディアから数多くの情報提供がなされている。一方、デメリットに関してはあまり情報提供されていないのが現状だ。1つのアプリケーションに1つのシステムインフラという従来型
米Oracleと米Hewlett-Packard(HP)は米国時間7月24日,両社製品を採用するデータ・ウエアハウスの参照構成を発表した。両社は,参照構成により企業のIT部門におけるデータ・ウエアハウスの設計と配備を支援するとともに,Oracleのデータベース・ソフトウエア「Oracle Database 10g」,HPのサーバーとストレージの実装促進を狙う。 両社によれば,顧客は,参照構成により必要なデータベース,サーバー,ストレージの組み合わせを知ることができる。構成は,データ・ウエアハウスの物理パフォーマンスまたは価格パフォーマンスに合わせてスライド式に最適化できる。それぞれの構成において,すべてのコンポーネントでシームレスにI/Oスループットを調整できるようにサーバーとストレージの組み合わせを設定している。顧客は,ガイダンスに従ってHP Integrity,ProLiantサーバー
主要ベンダーのIDM、セキュリティや監査を含む包括型が主流に:今、見直されるアイデンティティ管理(1/4 ページ) ID管理の大手ソフトウェアベンダーは、基本機能だけにとどまらず、内部統制やセキュリティコントロールまでを含む包括的なソリューションを提供し始めた。一方で、ネットワーク層のIDを専門に管理する新しいコンセプトのアプライアンス製品も登場している。現在、市場に出回る主なID管理製品を紹介する。 ベンダーが提供するID管理製品にはさまざまな種類がある。これまでのオンライン・ムックで紹介してきたように、アイデンティティ管理(IDM)製品を機能面で分類した場合に、その基本要素として「プロビジョニング」「パスワード管理(連携)」「ポリシー管理」などが挙げられる。最近では、このような機能に加え、ID発行の承認を自動化する「ワークフロー処理」や、ID管理に関する操作ログを分析したりレポーティン
米Hewlett-Packard(HP)は,「HP Integrity」サーバー間で米Oracle製データベースの処理負荷を動的に分散させるためのソフトウエア「HP Virtual Server Environment(VSE)Reference Architecture for Oracle Real Application Clusters for HP-UX 11i」を,米国時間6月28日に発表した。 同ソフトウエアを使用すると,Oracle製データベースの負荷変動に応じ,Integrityサーバー・インフラのリソース配分を自動的に調整できる。「例えば,月末には財務処理アプリケーションにより多くのサーバー・リソースを自動的に割り当てる,といった運用が可能」(HP)。 またHPは,UNIX OS「HP-UX 11i」用クラスタリング・ソフトウエア「HP Serviceguard」と,仮
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