“見えない”を体験できる暗闇レストラン (岩澤 里美=ユナイテッドフィーチャープレス) 目の不自由な人と同じ環境が体験できる暗闇体験レストランと聞いて、何をイメージするだろうか。目隠しをして食事をする? いや、そんな生易しいものではない。明かりのない真っ暗な部屋で食べるのだ。注文は、明るい入り口で自分で選ぶ。であるにもかかわらず、真っ暗闇では何を食べているかよく分からない。そんな不思議な体験ができるレストランが、ヨーロッパをはじめ、ニューヨークやロサンジェルス、オーストラリアでヒットを飛ばしている。 広まりは留まるところを知らない。昨年11月にはロシア・モスクワとカナダ・モントリオールで。そして今年1月には中国・北京でアジア初の暗闇体験レストランがオープンした。いったい誰が、こんなレストランを始めたのか。 スイス発で世界に展開 この真っ暗闇のレストランは、どこで始まったのだろう。