23日午後2時5分ごろ、東京都荒川区西尾久6丁目の区立遊園地「あらかわ遊園」でコースターが止まっていると、利用客から110番通報があった。警視庁によると、コースターは地上約5メートルの高さの場所で停止し、子ども12人、大人7人の計19人が一時取り残され、約50分後に全員救助された。けが人はいないという。先頭車両が脱輪しており、尾久署が詳しい状況を調べている。 止まっていたのは「ファミリーコースター」。公式ホームページによると「日本で一番遅いジェットコースター」で、1周約138メートル。息子(6)といっしょに乗っていた墨田区の30代女性は「コースターがゆっくり過ぎて止まったことに気づかなかった」。救助が来るまで、園の職員が説明もなくコースターを押したりハンマーでたたいたりしていて「怖くなった」という。「原因をはっきりさせて、点検をしっかりしてほしい」と話した。