高知県の吉野川上流にある早明浦ダムは家庭の水道や農業、工業などに利用する水を最大で1億7300万立方メートルためることができるダムで、長年、渇水に悩まされてきた香川県に水を供給するなど、「四国の水がめ」と位置づけられています。 ことしに入ってから早明浦ダム周辺の雨の量は平年を大きく下回る状況が続き、貯水率は28日午前0時時点で34.9%と平年に比べて50ポイント以上低くなっています。 香川県では今のところ市民の生活に大きな影響は出ていないものの、ダムから供給する水の量を35%削減する第2次取水制限が行われています。 国と四国4県などで作る協議会は貯水率が30%程度にまで低下した場合、水の供給量を50%削減する第3次取水制限を行う考えで、四国地方整備局によりますと、早ければ来月2日にも基準に到達する見通しだということです。 第3次取水制限が行われれば、平成25年8月以来9年ぶりで、前回は一般