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ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (84)

  • 世界観なんて何度でも変わればいい - チェコ好きの日記

    「ちょっと海外に行っただけで簡単に変わるくらい薄っぺらいのか、お前の世界観は」という言葉に、長らく有効な返しを思い付かないでいた。ブログには、反論を試みたもののどうも微妙なカンジで終わってしまっている屍が、いくつか横たわっている。 屍No.1:「旅で世界観が変わりました」は軽薄か? 東浩紀『弱いつながり 検索ワードを探す旅』 屍No.2:旅好きか否かって、血液型の話みたいなものでしょう 今回は、これらの屍を乗り越えて、上記の突っ込みに対してもうちょっとマシな返しを思い付いたので書く。「この人この話何回やってんだ」と思ってもらってかまわない。私はしつこいのである。 1. 「あなた今幸せじゃないでしょ?」への最強の返しは「はいはい、じゃああなたの頭の中ではそういうことにしといても別にいいですよ」な気がする。ナメた態度で接してきた奴にはナメた態度で返そう。— チェコ好き (@aniram_cze

    ornith
    ornith 2016/07/25
    とかく「わかりやすさ」が求められ、強い言葉でもって相手を制そうという動きがしばしば見られる環境では、「くるくる」していられる精神的余裕が大切になってくる気がする。
  • よくある三角関係の話……にならなかった話、『オマールの壁』 - チェコ好きの日記

    男の子二人と、女の子が一人いるんですよ。三人は幼馴染なんですが、男の子二人がそろって一人の女の子が好きなわけです。まあ、よくある話ですね。だけどこの一人の女の子もちょっといけないところがあって、二人の気持ちを知っていながらどっちつかずの態度をとるもんだから、男の子二人が混乱するわけです。 女の子には兄がいて、この兄と男の子二人も仲がいい。だから主人公は、好きな女の子と、その兄と、それから三角関係でちょっとギクシャクしてしまっている親友に、会いに行くわけです。だけど、この「会いに行く」のが、すっごく大変なんですね。 なぜなら、イスラエルとパレスチナを分断している壁を、ロープでよじのぼって越えていかないといけないから。向こうの兵士に見つかったら、運が悪ければその場で銃で撃たれて殺されます。上の写真は私が先月パレスチナ自治区のベツレヘムで撮影した「壁」ですが、映画の冒頭でもちょうど同じような「壁

    よくある三角関係の話……にならなかった話、『オマールの壁』 - チェコ好きの日記
  • 【中東旅行記/2】精神的な余裕がないときにする「何か」。 - チェコ好きの日記

    先日、とある方から質問を受けて、「おお、そうか!」と思ったことがあります。 その方は、「(あなたがやっているような)旅行とか芸術鑑賞とかっていうのは、精神的な余裕があるからできることですよね? 精神的な余裕を保つために、何か心がけていることはありますか?」というような内容のことを、聞いてきてくれたんです。 私が精神的な余裕を保つために心がけていること……結論からいうと、なーんもないです。心がけたって余裕ないときは余裕ないし、あるときはあり余るくらいあります。精神的なものは、自分の心がけ次第でコントロールできるものじゃないと思うんですよね。だって、落ち込まない人とかいないじゃないですか。まあ、上手に気分転換する方法くらいはみんなそれぞれあるのかもしれないけど、それでいうと私は「とりあえず寝る」ですね。夜10時くらいに小学生のごとく寝ます。 では、私は精神的余裕があるときを見計らって旅に出て、

    【中東旅行記/2】精神的な余裕がないときにする「何か」。 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2016/04/14
    精神的に「あ、なんかやべえ」と感じたら、自分の場合は「寝る」一択かしら。/“「好きなこと」とか「夢中になれること」というものに対して、高尚なイメージをとりあえず取っ払ったほうが話が早いんじゃないか”
  • 本当は、もっとゆっくりやって欲しい。/くらしのきほん×箱庭×灯台もと暮らし #スチーブ - チェコ好きの日記

    先日、「くらしのきほん」編集長の松浦弥太郎さん、「箱庭」編集長の東出桂奈さん、「灯台もと暮らし」編集長の佐野知美さんが登壇するトークイベントがあったので、行ってきてみました。うっかり実際のトーク中の写真を撮り忘れ、懇親会で振る舞われたMOMOEさんのごはんの写真しかないのですが、今回は、そんな3つのメディアの共同イベントの感想です。 当は、もっとゆっくりやって欲しい。 突然ですが、みなさんはもしある日、石油王になれることが発覚してお金がジャブジャブ湯水のように使えるようになったら何をしますか? お札に火をつけて「どうだ明るくなったろう」ってやつやりますか? 私は、とりあえずハワイのオアフ島にあるモアナサーフライダーという高級ホテルを2ヶ月くらい予約します。そこで2ヶ月、しこたまを読んで過ごすことにします。そして南国ハワイから下界を煽って遊びます(殺されそう)。 あとは、自分がTwitt

    本当は、もっとゆっくりやって欲しい。/くらしのきほん×箱庭×灯台もと暮らし #スチーブ - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2016/04/06
    歩くような速さで。/イベントあったの知らんかった……orz
  • 【中東の旅/1】自己肯定感を高めたかったらイタリアに行けばいいじゃない - チェコ好きの日記

    ……と、タイトルにあることは半分気でありつつも半分冗談なんですけど、私は「自己肯定感」という言葉はあまり好きではありません。「またその話かー」と思ってしまうからです。しかし、「またその話かー」となるということは、私を含めた現代の日の一部の人においては、それだけ重要な言葉でもあるということです。 このエントリを書こうと思った直接のきっかけは下記の記事だったのですが、私はこれを読んで、「もう日人が自己肯定感低いのは国民性みたいなものだから、いっそ諦めたらどうか」などということを考えました。 cakes.mu もちろん私は「江戸時代の日人の各藩における自己肯定感に関するデータ」とかは何も持っていないので、国民性といいきってしまうのも横暴なのかもしれませんが、やっぱりラテン系の人々とはちがうのだよ我々は、と思いました。ロシアの人がいくら「寒いのはいやだ、暖かいのがいい」といったって、もうそ

    【中東の旅/1】自己肯定感を高めたかったらイタリアに行けばいいじゃない - チェコ好きの日記
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    ornith 2016/04/04
    「意識低い系」として生きてもいいじゃない。
  • 旅好きか否かって、血液型の話みたいなものでしょう - チェコ好きの日記

    フランツ・カフカの名前は、20世紀を代表する作家の名前としてあげることができると思います。有名な話ですが、カフカはチェコ出身のユダヤ人で、プラハ市内の保険局に勤めながら小説を執筆していました。しかし、この人は闇が深すぎたのかなんなのか、ほぼ会社と自宅の往復のような生活を送っていたくせにその想像力の源泉は尽きることなく、歴史に残るような名作(迷作?)をたくさん残しています。まあ、プラハからまったく一歩も出なかったということもなくて、しばしばバルト海であったり北海であったりに旅行に出かけていたみたいですが、これは冒険の旅というよりは療養の旅、リゾートや温泉に行くような旅だったものと思われます。あと、就職したあとも長く実家を離れることなく、両親と一緒に生活をしていたようです。 つまり、私は何がいいたいのかというと、今の我々の感覚で考えると一見「クリエイティブ」とはかけ離れたような生活を送っていた

    旅好きか否かって、血液型の話みたいなものでしょう - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2016/04/01
    “「こうすればクリエイティブ」ということはあんまりなくて、実家暮らしだろうと会社員だろうと旅をあんまりしなかろうと、そんなの関係なく面白いもの作れる人は面白いもの作れるよ”
  • noteを中心としたエッセイっぽい文章のまとめ - チェコ好きの日記

    今年に入ってから「絶対、私やんないわ」とこれまでずっと思っていた毎日更新に期間限定でチャレンジしているのですが、「わりとイケる」と思っていたのに「【日記/10】毎日文章を書くようになって気が付いたこと|チェコ好き|note」を書いた翌日からツライと思うようになりました。これをずっとやっているブロガーさんやライターさんはすごいですね。私は来月の半ばで1回やめます。だけど、毎日更新にチャレンジしなかったら絶対書かなかったような内容の記事もあるので、やっぱり一度は変わったことをやってみるのもいいもんだ、と思いました。 私がこれまでこのブログで中心的に書いてきたのはおそらく「批評」というジャンルに属するもので(きちんとした批評ではなく”批評っぽい”という意味合いですが)、自分が気になった事象に対してけっこう距離をとりながら文章を綴ってきたのですが、毎日書こうと思うとそういった類のものはなかなか難し

    noteを中心としたエッセイっぽい文章のまとめ - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2016/01/18
    定義の曖昧な肩書きに関して、ある領域での「分類」以上の意味を求める必要はないのかも。/“ブログというかたちで一見同じように文章を綴っていても、そもそも目的がちがうんだから話が噛み合うわけがありません”
  • 自己満足ショップ:チェコ好きせれくしょんを作った - チェコ好きの日記

    こんなのを作りました。PCだと右の真ん中らへん、スマホだと上のほうにあります。とてもざっくりした説明で恐縮ですが探してみてください。 チェコ好きせれくしょん - 小説←リンクここ カテゴリーは「小説」と「エッセイ」と「まんが・雑学」と「評論」と「映画」があるのですが、今後、より細分化したり統合したりするかもしれませんしあるいは普通にずっとこのままかもしれません。紹介している書籍やDVDは当たり前ですが私が好きなものばっかりです。過去にブログで扱っているものもあれば、扱っていないものもあります。作品数も、今後増えたり、あるいは減ったりするかもしれません。 なんでこれを作ったのかというと理由は2つあって、1つは「私がたまに眺めていい気分になりたいから」で、もう1つはこのブログを「掘っても掘っても底がつかない無間地獄」みたいにしたかったからです。今みなさんはこのブログを平面上の2次元でご覧になっ

    自己満足ショップ:チェコ好きせれくしょんを作った - チェコ好きの日記
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    ornith 2016/01/07
    これは真似したくなるやつだ……!
  • 「収入が少ないので貯金ができません」をいかにして解決するか - チェコ好きの日記

    なぞなぞです。あなたは今、経済的な悩みを抱えています。具体的にいうと、収入が少ないせいか、なかなか貯金ができません。 さて、そんなお悩みを解決したいと思ったとき、あなたが読むのは次のA~Eの5冊のうちどれですか? A 『年収200万円からの貯金生活宣言』 B 『松浦弥太郎の新しいお金術』 C 『鈴木さんにも分かるネットの未来 (岩波新書)』 D 『離散するユダヤ人―イスラエルへの旅から (岩波新書)』 E 『逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)』 ★★★ 最初に種明かしをしてしまうと、なぞなぞといいましたが特に正解や不正解があるわけではありません。ちなみに私は上記の5冊、全部読んだことがあります。そして、A~Eは適当に並べたわけではなく、「収入が少ないので貯金ができない」という悩みに対して、Aに近いほど具体性が高い解決策を、Eに近いほど抽象性が高い解決策を提示してくれるを選んだつ

    「収入が少ないので貯金ができません」をいかにして解決するか - チェコ好きの日記
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    ornith 2015/12/18
    必ずしも、強く心を動かされる対象が本である必要はない。/“あんまり読書をしない人って自分のなかに問題がたいしてない人なんじゃないか”
  • 【カンボジア一人旅/6】雨のなかのアンコール遺跡めぐり - チェコ好きの日記

    カンボジア旅行記の続きです。バスに乗ってプノンペンからシェムリアップに到着した翌日、午前中はアンコール・ワットを中心に見学。前回のエントリはこちらです。 aniram-czech.hatenablog.com パブーオンという遺跡を見たあとは、すぐ隣の象のテラス、ライ王のテラスと呼ばれている遺跡を見学しました。両方とも、12世紀後半にジャヤヴァルマン7世という人によって作られたものらしいです。 アンコール・ワットを中心とするアンコール遺跡群は、私が調べた限りだといちばん古いものが10世紀後半、新しいものは12世紀後半に建造されているようです。世界史でならった記憶が薄れているのですが、アンコール王朝は9世紀から15世紀にかけてカンボジアに存在していた王国です。 ただし、当時のアンコール王朝にはまだ「紙」が伝わっておらず、動物の皮とかに記録を書いて遺していたため、今となってはもう文字が消えて、

    【カンボジア一人旅/6】雨のなかのアンコール遺跡めぐり - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2015/09/09
    遺跡に絡みついた巨大な根っこが、RPG終盤のダンジョン感あってたまらん。石造りの建造物の重量感と風化っぷりも好きです。
  • 「所詮は言葉遊び」からの脱出方法 - チェコ好きの日記

    久々のブログ更新です。 ついでにいうと、当ブログは管理人の旅行により、明日からまた1週間ほど更新がストップします。もともと更新頻度にこだわらない自由な運営をしてきましたが、最近輪をかけて自由になっております(でもお昼の11時半前後に投稿という時間だけはまもっている)。ただこの後の1週間はTwitterも一切見ない予定なので、私はネット上から姿を消します……。 インターネットは「メガ盛り」状態 ところで先日、発酵デザイナーである小倉ヒラクさんの案内のもと、「隠居系男子」の鳥井弘文さん、「らふらく^^(http://laugh-raku.com/)」のスズキタクさん、灯台もと暮らしインターン生の木村くんと、山梨県塩山を観光……というか、話し合うテーマを決めて合宿してきました。話し合ったテーマは、「ブロガー/ライターの記事単価はどうやったらあげられるのか」。1記事書いて50万円とか、そういう世界

    「所詮は言葉遊び」からの脱出方法 - チェコ好きの日記
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    ornith 2015/08/07
    現在の「横」のつながりはものっそい密に張り巡らされている印象があるけれど、「縦」の思考のルーツを辿るにはネットは刹那的すぎるのかな、と。その点を補完するとすれば、紙や本になるのかな。
  • 『クラブカルチャー!』/「意味」から「強度」へ、音韻から音圧へ - チェコ好きの日記

    私は昔から音楽の話をするのが苦手で、理由の1つはたぶん、歴史がわからないからです。文学史は高校の世界史とか日史でやるし、映画史はを数冊読めば事足りるし、美術史もどっかから出てる「西洋美術史」と「日美術史」ってタイトルがついている2冊を読めばだいたいはわかる気がします。でも音楽って、ジャンルが細かすぎて全体像が把握できないんですよね。というか全体像を把握する必要なんてないのかもしれないけど、私はなんか、おっきい枠が見えないと「え? これ合ってる?」みたいなかんじで不安になります。 あとは、〈言語による解釈〉ができないからなんだと思います。小説や評論はそのまま書いてあることを解釈すればいいから、私にとってはいちばん簡単。次点は、セリフがあって、一時停止ボタンを押せば情景描写ができる映画です。写真やマンガもここに入りますね。次が美術で、これも今目に見えているものを描写すればいいから、なんか

    『クラブカルチャー!』/「意味」から「強度」へ、音韻から音圧へ - チェコ好きの日記
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    ornith 2015/07/18
    音楽も美術もわからない立場としては、対象に関する知識・意味付けを知らなければ語りづらい美術と比べると、音楽はまだ感覚的に「好き嫌い」を表明しやすいイメージ。大衆音楽の印象のせいかもしれないけれど。
  • 自分の欲望をしっかりと見極める、のは難しい - チェコ好きの日記

    「それは、当に自分の欲しいものなのか」もしくは「広告やSNSやまわりの環境によって、欲しいと思わされているだけなのか」。私はいろいろなところで、散々この2つをしっかりと見極めるべきだという話をしてきた気がするのですが、最近になって、これってすごく難しいよなー、と思い悩み始めてきてしまいました。aniram-czech.hatenablog.com わかりやすい例だと、私は文章を書くのが好きで、よくもまあ飽きもせずにパチパチとキーボードを打っているなあと思うわけですけど、これが一昔前だったらどうだったか。インターネットやブログというものがなくて、何かを書いても基的にはだれも読んでくれないものだったら? さらに時代をさかのぼって、パソコン、というかタイプライター的なものもなくて、文章を書くには紙とペンを使うしかなかったら? 私には、腱鞘炎になってまで書きたいことがあっただろうか。指にペンだ

    自分の欲望をしっかりと見極める、のは難しい - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2015/06/14
    ネット社会である現代においても情報の少ない、ニッチなジャンルをコンテンツを取り扱う空間に行くと、妙に気持ちが昂ぶりわくわくしてくる。それが、外部のフィルターを排した自分の「欲望」なのかな、と思った。
  • 「ポスト・インターネット」の時代と情報の濃度 - チェコ好きの日記

    「ポスト・インターネット」とは、「インターネットとリアルがもはや区別されない、シームレスとなった環境」*1のことだそうです。6月号の美術手帖の特集が「ポスト・インターネット」だったので、今回はこれの感想を書きます。 美術手帖 2015年 06月号 作者: 美術手帖編集部出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2015/05/19メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 現代アートは今、何を扱っているか 今回の特集では、NYの「ニュー・ミュージアム・トリエンナーレ2015」、東京の「世界制作のプロトタイプ」展などで紹介された作家の作品が誌面に登場していました。私もほとんど知らない人だったのですが、そのなかで面白かったのがアラム・バートールという人の作品です。 こんなふうに、オンライン上にしかないはずのGoogleマップのピンを、リアルな場所に突き刺してしまうんです。これねー、わかると思うん

    「ポスト・インターネット」の時代と情報の濃度 - チェコ好きの日記
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    ornith 2015/06/10
    後半の表がわかりやすくて素敵。情報を摂取するための敷居の高さとそこで得られる濃度の高さは比例するように思うけれど、それが情報を度外視した関係性に発展するとまた別の視点が必要になりそう。
  • 好きになる能力 - チェコ好きの日記

    最近、「好きになってもらう」より「好きになる」ほうが能力がいるし難しいよね〜、と思ったので、そのことについて書きます。だけど、能力がいるし難しいんだけど、「好きになってもらう」努力をしても空回りし続けるだけなので、「好きになる」能力を磨いたほうが急がば回れで話は早いしかえってラク、とも思います。 ちなみに、これは恋愛とかにも応用できるかもしれないけど、それよりはもっと一般的な人間関係についての話です。友人とか職場の人とか。 正しいやり方で好きになれば、好きになってもらうのは簡単 「簡単」というとちょっといい過ぎかもしれませんが、人間には「返報性の法則」ってやつがありますので、自分に好意を向けてきた人間に対して、基的には悪い感情は抱かないと思うんですよね。だから、「この人に自分を気に入って欲しい」と思ったら、まずは自分が「私はあなたを気に入ってます」といってしまう。これだけで第一段階は突破

    好きになる能力 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2015/06/01
    ネット経由でつながった人と話したときに、ブログやSNSで発した細かい情報を斟酌して「こういうことですよね?」なんて指摘してもらえると、すっごく嬉しい現象<相手の見えない文脈・背景
  • 廃墟のなかのルネ・マグリット@国立新美術館 - チェコ好きの日記

    国立新美術館でやっている、マグリット展に行ってきました。6月29日まで開催しているようなので、気になっている人はあと1ヶ月です。 http://magritte2015.jp/magritte2015.jp 私はマグリット大好きなので、すぐ行こうすぐさま行こうと思っていたのに結局5月後半に行くというアレになってしまいましたが、この人の作品を一度にこれほどたくさん観たことって今までなかったので、結論からいうと大満足です。というわけで今回は、こちらの展覧会とルネ・マグリットに関する雑感です。 廃墟のなかのルネ・マグリット 私がいちばん好きなマグリットの作品が『光の帝国2』なんですが、こればっちり展示にありました。なので感激。 『光の帝国2』(1950年)ニューヨーク近代美術館 私が解説するまでもないと思うんですが、この絵の心地よい薄気味悪さといったらないですよね。空は快晴、なのに家のまわりは暗

    廃墟のなかのルネ・マグリット@国立新美術館 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2015/05/28
    母親氏に勧められたから行こうか悩んでたけど、さらに行きたくなった。行かねば。/“好きな絵を告白するの、めっちゃエロい”→pixi……ゲフンゲフン
  • このブログを始めて、丸3年経ちましたが…… - チェコ好きの日記

    「石の上にも3年」といいますが、この諺は今回のエントリにまったく関係ないですが、それにしても未だに「3年」という月日はひとつの区切りとして機能していますよね。 私がほとんど考えもせずに、安易なハンドルネームとブログ名を決め、テキトーに始めたブログが今月で3歳になりました。3歳になったからといって特に変化はなく、今後もこれまで通り更新していくだけなのですが、先日「3年続いたブログは潰れない。」ということが書いてある記事を見かけて、ちょっと嬉しくなったりしました。 「スナック」と「ブティック」の話がおもしろい!スナックのようなウェブメディアを目指して。 | 隠居系男子 ブログという形態自体が今後どうなるかわからないし、いろいろ思うところありまして最近は更新頻度を下げたりもしているのですが、おそらく「私の文章をウェブ上のどこかしらで定期的に読める」という意味では、確かにこのブログが潰れるというこ

    このブログを始めて、丸3年経ちましたが…… - チェコ好きの日記
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    ornith 2015/05/21
    祝3周年!まったく関係ないけど、スカイツリー開業と同時期なんですねー。/「ゼミ」ってたとえがもう充分に意識高いっすよ……僕なんて「サークル」っすよ……。
  • 寄稿記事の告知、所謂「ヤリ捨て」について思うこと、その他裏話【追記あり】 - チェコ好きの日記

    「ぼくらのクローゼット」さんに寄稿させてもらった記事が公開中です。 www.bokukuro.com 「これからは女性の時代!」みたいな言葉を聞くようになって久しいですが、これは何も生物学的な”女性”のことを指しているのではなくて、”女性的な感性”のことをいってるんだと思うんですよね。なので、男性だからといってポカーンとなる必要はないし、女性だからといって調子こいてると死ぬよ、という思いを丁寧にしたためました。 id:zuiji_zuishoさんのおしゃれコンプレックスの話やid:p_shirokumaさんの「おじさん」になる方法などの記事もとても面白いので、「ぼくらのクローゼット」さんには今後ぜひ盛り上がっていって欲しいなと思います。 あと、偶然にも同じタイミングで男女論というか恋愛論を「3ヶ月だけください」という4人で1つのテーマについて考える共同ブログにて展開中です。こちらも合わせて

    寄稿記事の告知、所謂「ヤリ捨て」について思うこと、その他裏話【追記あり】 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2015/05/08
    ちょっと前に“絶対触れないような話題”にツッコンだつもりだけど、超楽しい。
  • 文章を書く人に必要な3つの能力 - チェコ好きの日記

    事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」 とは、かの有名映画の名台詞ですが、この台詞がここまで広く知られるようになったのって、やっぱり我々のような働く日人の気持ちを代弁していたからだと思います。私自身も、仕事をしながら「現場で起きてるんだ!」と唇を噛み締めたことが、何度あったことでしょう。 しかしそれはそれとして、なんとなく最近の雰囲気として、「現場最優先」「現場第一主義」みたいな風潮が当に強くなってきたよなー、とかんじていて、それは間違いではなくてむしろ正しいんですけど、ようはこういうのってバランスだと思うんですよね。会議室が必要ないわけじゃないし、理屈がまったくいらないわけではない。今回は、上記のタイトルのことと、このあたりに関する雑感を書こうかと思います。 ★★★ なんでこんなことを考えたのかというと、先日五反田のゲンロンカフェにて東浩紀さんと斎藤環さんのトー

    文章を書く人に必要な3つの能力 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2015/04/25
    ここで言う「伝統」とは少し違いますが、本を読んでいると全く別時代の別ジャンルの本であるにも関わらず似たようなことが書いてあって、「おっ?」と思うことがあったり。共通項探し、楽しい。
  • 消費じゃない「上質な暮らし」と、解釈じゃない批評 - チェコ好きの日記

    先日読んだこちらの記事が話題になっているようだったので、少しばかり私見をメモしておこうかと思います。cakes.mu 記事内では、昨今注目を集めている「サードウェーブ」、「ブルーボトルコーヒー」という言葉と、その周辺の状況について語られています。内容をざっくりいってしまうと、「こういうのにハマってる人っていうのは質を見ていないんじゃないの、反資主義のようで新たな消費を作り出しているだけなんじゃないの、そういうのってちょっと笑えるよね」といったもの。以下は、記事からの引用ですが。 「サードウェーブ系男子」の価値観って、アーバンよりアウトドアで、フォーマルよりカジュアルで、大量生産品よりクラフトマンシップで、クルマより自転車でみたいなことだよね。書き出してみてわかったけど、自分とすべて逆だ。で、彼らの根には消費社会はもう古いといった主張、哲学があるわけでしょ。 ★★★ この記事に対して、

    消費じゃない「上質な暮らし」と、解釈じゃない批評 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2015/04/16
    自分がそれを〈消費〉しているか否かの基準としての“スキマ風”という表現が好き。どれだけサードやニッチを謳おうと一種の流行として大衆化してしまえば、〈消費〉化を避けるのは難しい。深夜アニメ(ボソッ