「お前ウザい」で覚醒 29歳社長、無気力職場に学ぶミスターミニットの迫俊亮社長(上)2017 / 9 / 19 駅構内やファッションビルでよく見かける「ミスターミニット」。靴の修理や合鍵作成、スマホ画面の修理などで駆け込んだ経験のある人も多いだろう。同社を運営するミニット・アジア・パシフィックの迫俊亮(さこ・しゅんすけ)社長は現在32歳。3年前に就任して以来、右肩下がりだった業績をV字回復に導いた。あきらめと無力感が漂っていたという社内をどのように立て直したのか。現場のやる気を引き出す仕組み作りやリーダーシップについて聞いた。 劣等生からUCLAへ 入社半年で三菱商事を退職――29歳の若さで社長に就任しましたが、経歴もかなりユニークですね。 「僕は福岡の田舎の生まれで、その地区で下から二番目の公立高校に通う劣等生でした。将来の目標もなく、髪を染めてチャラチャラしていたのですが、ある時、親に