パリ(Paris)にある国立科学研究センター(National Centre for Scientific Research、CNRS)のロゴ(2012年12月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/LIONEL BONAVENTURE 【7月20日 AFP】これまで世界最大とされてきたウイルスの2倍の大きさのウイルスを2種類発見したという論文が、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。全く新しい分類に属する生命体の可能性があるという。 論文を発表したフランスの研究チームによると、「パンドラウイルス(Pandoravirus)」と命名されたこれらのウイルスは、人間に病気を引き起こす種類ではないとみられている。 パンドラウイルスの最も興味深い点はその巨大なゲノム(全遺伝情報)で、インフルエンザなどの他のウイルスが持つ遺伝子の数は10個なのに対し、パンドラウイルスでは1900~2500個