文具大手、コクヨグループのコクヨS&Tは20日、文具大手のぺんてると、東欧やロシアを含む欧州全域、中東、アフリカでの文具製品の販売業務提携で合意したと発表した。ぺんてるは世界に販売網を広げており、コクヨはぺんてるの販路を活用し、コクヨ製品の海外での販売拡大を目指す。 提携の第1弾として、コクヨS&Tが開発したテープのり「ドットライナー」をコクヨ、ぺんてるの両ブランドで来年5月から販売をスタートする。2013年度には海外売り上げ5億円を目指す。 ぺんてるは1950年代に米国に進出し、欧州、アジア、アフリカにも販売網を広げており、売上高全体に占める海外比率は60%に達している。一方、コクヨは、中国、ベトナムが中心で海外売上高比率は2%にとどまっている。 海外での売り上げ拡大を模索するコクヨと、海外での商材拡大を検討していたぺんてるの思惑が一致し、今回の提携が決まった。 コクヨのテープの