フェイスブックを創業したマーク・ザッカーバーグ、ツイッター、スクエアを創業したジャック・ドーシー、ヤフーCEOのマリッサ・メイヤー──。米インターネット業界では、個性的な若手起業家、経営者が次々に生まれている。 そうした中の一人に「Box(ボックス)」を率いる28歳のアーロン・レヴィがいる。日本での知名度は高くないが、米国のメディアでは若手経営者の代表格として盛んに取り上げられる有名人だ。雑誌『フォーチュン』10月号は注目すべき40歳以下の経営者の一人(40人中14位)にレヴィを取り上げた。 2005年、レヴィが20歳の頃に創業したボックスはクラウド上にファイルを保管するサービスを企業向けに提供している。すでに18万社の顧客を持ち、売り上げの大きい企業のリスト「フォーチュン500」のうち、92%が顧客だという。近い将来のIPO(株式公開)が期待される有力ベンチャーだ。 同社の顧客リストには