有川浩さんの『図書館戦争』、夢枕獏さんの『大帝の剣』、森博嗣さんの『スカイ・クロラ』がフランスで翻訳出版された。日本のエンターテインメント小説がフランスでまとまって出版されるのは珍しい。 出版したのはフランスでのマンガ出版で知られるグレナ社。ステファン・フェラン・アジア担当出版局長は「マンガのファンが読み、また小説を読むことでマンガのファンが増えるような作品をそろえた」と話す。 同社では『図書館戦争』と『大帝の剣』を原作としたマンガ作品をすでに翻訳出版している。「SFやファンタジー小説などの読者は基本的にマンガに親しんでいる。小説との橋渡しをすることで、日本のすぐれたエンターテインメント小説の書き手を紹介していきたい」