北朝鮮の人権状況を調べてきた国連の特別委員会は2月17日に最終報告書を発表し、北朝鮮による日本人などの拉致を国際法上の「人道に対する罪」に当たると断定した。これに合わせて、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチは、強制収容所に長期間拘束された人々の証言が収録されているビデオ「北朝鮮 強制収容所を生き延びて」を公開した。 生存者たちは、収容されていた人たちを支配するために暴力や公開処刑などが組織的に行われ、人々が飢えに苦しんでいるという生々しい実態を明らかにした。また、収容所の管理体制や残虐行為を詳しく述べた元看守らの証言も収録されている。