節分にその年の恵方(縁起がいい方角)を向いて食べると福を招くという恵方巻き。関西発祥だが県内にも定着し、売り上げが年々伸びる小売店が多い。本番の3日を前に、県内各スーパーで熱い商戦が繰り広げられている。 多くの県内店舗では5年ほど前から売り場を強化している。ヤマザワ(山形市)は昨年の売り上げが5年前の2倍以上に伸びており、2月3日は「年間で最もすしが売れる日」(関口陽介バイヤー)という。今年は昨年の1.5倍の売り上げを掲げ、11種類を用意。かんぴょうや卵焼きを巻いた定番の「招福恵方巻」(498円)をはじめ、マグロの中落ちとすき身を使った「招福まぐろ2色巻」(同)などが人気だ。目玉は通常の恵方巻き(直径5センチ)より太い直径8センチの「開運海鮮十二単(ひとえ)巻」(1280円)。のりを2枚使い、マグロやエビ、カニなど12種類の具材を巻いた。1日から一部を、3日に全種類を店頭販売する。 お