印刷 「ルート・アイリッシュ」から。フランキーの妻をアンドレア・ロウが演じた「オレンジと太陽」から。主演のエミリー・ワトソンケン・ローチ監督ジム・ローチ監督 社会的なテーマを追う作風で知られる英国の名匠ケン・ローチ監督の新作「ルート・アイリッシュ」が31日から公開される。息子ジム・ローチの映画監督初作品「オレンジと太陽」も、4月14日に公開される。75歳の父と、42歳の息子が、それぞれのアプローチで切り込んだ社会派作品への思いを語った。 ■父ケン・ローチ「ルート・アイリッシュ」 軍事ビジネスの闇あぶり出す ケン・ローチ監督の「ルート・アイリッシュ」は、イラクで命を落としたコントラクター(民間兵)の体験を通し、市民の殺害もいとわない軍事ビジネスの闇をあぶり出す。イラク戦争の「尋常でない違法行為」を厳しく告発している。 英中部リバプールで育った主人公ファーガスは、幼なじみのフランキーとと