電子書籍への蔵書コピー代行業者急増 作家や出版社、法曹関係者は「違法」と警告 産経新聞 11月21日(日)1時55分配信 お気に入りの本や雑誌をスキャナーで読み取り、個人で電子書籍を作成することが人気を集めているが、それを代行するサービスの是非が議論されている。本人に代わって営利目的でコピーすることは、著作権法で許される「私的複製」を逸脱しており、「違法」とみる専門家が少なくないのだ。村上春樹さんら人気作家の中国語版などが無断で電子化された例が相次いでいることもあり、作家や出版社は業者に警告を発している。(海老沢類) 個人で紙の本を電子書籍化することは、“自炊”とよばれる。調査会社のマクロミルが6月、米アップル社の多機能情報端末「iPad(アイパッド)」の購入者300人に行った調査では、“自炊”経験者は約2割に上った。 ただ、1ページずつスキャナーで読み込む作業は手間がかかることもあり