約97%の鳥は生殖器を持たず、オスは体内に精巣を2つ持っており繁殖期になるとこの精巣は普段の100倍の大きさに膨らみます。そして交尾をする際には、総排出腔(直腸・排尿口・生殖口を兼ねた器官)を擦り合わせることで交尾を行いメスに精子を送ります。 カモやダチョウといった一部の鳥は生殖器を持っており、哺乳類と同じように交尾を行います。しかし生殖器を持つ鳥は哺乳類などとは違い、繁殖期以外は体内に格納されているため生殖器を持たない種類の鳥との区別は見た目だけでは分からないようです。 鳥の交尾は主に、オスがメスの背中に乗り総排出腔を擦り合わせることで精子をメスの体内に送ります。その際メスが動いてしまうと精子が上手く体内に入らないため、メスは精子を体内に入れ受精しやすくするために尾羽を横にずらして大人しくしています。 パートナーである場合にはこのようにメスもオスの精子を得るため、協力して交尾を行います。