希望の党前代表の小池百合子東京都知事の側近として結党を主導した若狭勝・前衆院議員の政治塾「輝照(きしょう)塾」が17日、都内で最後の講義を行った。 昨年10月の衆院選で塾生約30人を擁立したが、小池氏の「排除」発言などで失速して全敗し、一人も国政に送り出せないまま幕を閉じた。 最終講義には約80人が出席した。結党メンバーの細野豪志衆院議員が登壇し、分党騒ぎで混乱する党の現状を「改革保守政党の名に値しているか」と嘆いた。 塾は昨年9月、約600人の応募者から約200人を選抜して開講した。半年程度かけて衆院選候補となる人材を育成する予定だったが、突然の衆院解散で準備不足のまま選挙戦に突入した。若狭氏も落選して政界を引退した。