防衛省は2日午前、陸海空の自衛隊を束ねて運用する「統合任務部隊」を1万人規模で編成した。すでに隊員約1千人が石川県輪島市と珠洲市を中心に人命救助などにあたっており、被害状況に応じて現地の態勢を拡充する。 木原稔防衛相が記者団の取材に応じて明らかにした。木原氏によると、陸路での進入が難しい地区が多く、海路や空路での対応が必要という。木原氏は「スピード感を特に重視し、人命救助を第一義として全力で対応する」と述べた。 統合任務部隊は2019年の東日本台風による豪雨災害でも、被災した1都10県から災害派遣要請があり編成した。
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