5月末に行われた日本ツアー選手権森ビル杯のプロアマで、片山晋呉が同伴のゲストに対して「不適切行為」を行ったとして謝罪会見を行った。この一連の騒動はスポーツ界のみならず、一般ニュースなどでも大きく取り上げられてしまった。業界全体がプレーヤーのすそ野を広げたり、トーナメントのスポンサー獲得に奔走している中、ネガティブな形でゴルフが取り上げられるのは何とも残念なことだ。そしてこのニュースを聞いたとき、以前PGAツアーのプロアマで、ジャスティン・ローズのしたことを思い出した。 ●認識のギャップが生む不幸 今回のニュースで何度も報道されていたが、ゴルフトーナメントは賞金も含めて莫大な運営費用がかかる。その費用は複数社のスポンサーからの協賛金でまかなわれている。 パッティング練習をするジャスティン・ローズ プロアマはそういった出資者側とプレーヤーが交わる機会の一つだ。プロは出資している企業関係者とプロ