東レは、炭素繊維を車体に使った電気自動車を3億円かけて試作し、東レ先端材料展2011で一般公開しました。軽くて強い炭素繊維を多用したことで、車体を軽量化し、低燃費で衝突安全性の高い車を実現しています。"このコンセプトカーを作った最大の狙いは、やはり我々の持っている素材、特に炭素繊維を含む材料で、軽量化や安全性を、実際の車としてどういう形で具現化できるかという実証実験ということで作りました。"このコンセプトカーは、2人乗りのオープンカーで、最高速度は時速147キロメートル、1度の充電で185キロメートル走行可能です。設計はF1マシンを手がけるゴードン・マレー・デザイン社によるものです。"電気自動車の2シーターのオープンカーって、なかなか比較するものが無いのですが、仮に4シーターの市販車と比較すると、炭素繊維で作る事で総重量が2/3くらいに軽量化できることになります。実際にこの車は、重量が84