リアルな世界からの断絶。いままで当たり前とされてきたことが、一気に壊れていく。新型コロナウイルスの猛威は、エンタメ業界を直撃した。昨年、闇営業問題で窮地に立たされた吉本興業。少し落ち着いた頃に新たにやってきた危機──。 コンテンツのデジタル化を急激に進める一方で、芸人たちの収入減が止まらない。社内の大改革を行い、新基軸を次々と打ち出してきた大﨑洋会長は、この状況をどう受け止めているのか。会長は2時間にわたり、胸中を語った。 「なんやったっけ、あの四字熟語。変わらないものと変わるものがあるという意味の……『不易流行』だ」 いまの吉本興業は、松尾芭蕉が説いたというこの理念で言い表せる。 4月28日、日本最大のユーチューバープロダクションであるUUUMとの資本業務提携を発表した。外出自粛下の動画視聴時間増に合わせた動きのように見えたが、『ビリギャル』著者でもある社外取締役・坪田信貴が将来的なオン
セブン&アイ・ホールディングスが米国のガソリンスタンド併設型コンビニの買収に乗り出した。国内事業の成長鈍化を海外で補う狙いだが、2.4兆円もの投資は割に合うものになるのだろうか。アジアで「現地版セブン」が根付く中、自社のノウハウを生かしたいというこだわりが米国重視につながっている。 買収交渉に入ったのは米石油精製会社マラソン・ペトロリアムの小売り部門、スピードウェイ。米東部や北部を中心にガソリンスタンド(GS)併設型のコンビニを約4000店、展開している。買収提示額は約220億ドル(約2兆4500億円)に上るとみられている。 2月20日に買収交渉が伝わるとセブン&アイの株価は急落し、終値は前日比9%安となった。米アマゾン・ドット・コムが米高級スーパー、ホールフーズ・マーケットを買収した金額(約1兆5000億円)をも上回る取引を、市場は割高と感じたようだ。セブン&アイは2018年1月にも米ス
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