ニューヨークに本拠を置く不安やオピオイド中毒を治療する新薬の開発を目指す企業「MindMed」は9月28日、ナスダックに上場申請を行った。同社は幻覚作用を持つサイケデリックドラッグを、医療に役立てようとしている。 同社は現在、カナダのNEO取引所に上場しており、時価総額は1億9000万ドル(約200億円)となっている。MindMedの今回の上場申請は、幻覚キノコに含まれる意識変容成分のシロシビン(psilocybin)を、鬱病治療に用いるための特許を取得した企業「Compass Pathways」がナスダックに上場した数日後に行われた。 Compass PathwaysのIPOは、米国政府が違法薬物に指定する薬物が、安心できる投資対象であることを見せつけた。同社の株価は上場の数日後には、IPO価格から134%上昇した。 MindMedの共同創業者で共同CEOのJRラーンは、投資家たちはもは