米薬品・医療機器メーカーのアボット・ラボラトリーズは、新型コロナウイルスへの抗体の有無を確認するための「抗体検査」キットの出荷を開始した。 同社が4月15日に発表したところによれば、患者の血液を調べる抗体検査は、アボットが米国内の研究所や病院に提供している「Architect i1000SR」などの免疫分析装置を使用して行う。ウイルスに感染しているかどうかを調べる診断検査とは異なり、「過去に感染したことがあるか」どうかを確認するものだ。 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)のなか、米国では診断検査に続くものとして、抗体検査が大きな注目を集めている。すでに感染し、抗体ができている人は、仕事を再開しても問題がないと考えられるためだ。医療従事者であれば、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者の治療を続けても問題がないことが確認できる。 アボットは今後、数日中に米国内の顧客向
![新型コロナ対策、米国は経済活動の再開にらみ「抗体検査」拡大へ | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/86466ceb08c01336de2f943d142c1052198d259f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F33837%2Fimages%2Fmain_image_3383734b64a17fb93755522160282fca040ae.jpg)