トランプ米大統領は2日、新型コロナウイルスの新薬を巡り製薬会社幹部と会合を持った。また、今週中に連邦衛生当局を訪問することも明らかにした。新型肺炎対応に自身が積極的に関与していることを示す狙いとみられる。 ホワイトハウスでの会合ではギリアド・サイエンシズやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、グラクソ・スミスクライン、サノフィ、ファイザーなど製薬会社の幹部が、ワクチンや抗ウイルス薬の開発を急ピッチで進めているとトランプ大統領に伝えた。米国では新型ウイルスの感染者が約100人、死者が6人となっている。 製薬会社側は抗ウイルス薬が数カ月以内、ワクチンは来年までに準備が整うとの見通しを示した。ギリアドのダニエル・オデイ会長兼最高経営責任者(CEO)は有望な抗ウイルス薬の治験を、死者が集中しているワシントン州で実施する可能性があると大統領に説明した。 トランプ氏は「かなり楽観的な会合だ。それほ