田中角栄元首相の著書「日本列島改造論」にちなむ 自民党の石破茂前地方創生担当相は15日、地方創生の意義を説いた「日本列島創生論」(新潮新書)を出版する。題名は政治の師と仰ぐ田中角栄元首相の著書「日本列島改造論」にちなんだ。田中氏は出版後に首相の座を射止めており、石破氏も来秋の党総裁選を意識したとみられる。 石破氏は新著で、人口減少社会は「有事」だと主張。旧来型の公共事業や企業誘致では乗り越えられないとして、農林水産業や介護・医療などの潜在力を引き出す必要性を強調している。その上で地方の成功事例を紹介しながら、日本創生の方法を探っている。