消費増税、東京オリンピック後の不動産バブル崩壊、歯止めの利かない少子高齢化……。そんな暗澹たる未来が予想される日本。母国を離れ、海外に住む海外在留邦人数は年々増え続け、現在は135万人以上に上る。彼らはなぜ海外移住したのか? その本音に迫る。 「日本はオワコン」 そう語るのは自ら日本での暮らしを捨てた“ひろゆき”こと西村博之氏だ。過剰労働への違和感や消費増税、東京オリンピック後の展望など、理由はさまざまだが、西村氏と同じように海外移住を選ぶ日本人は年々増えている。 「5歳上ぐらいの先輩の給料が5年後のあなたの給料だとして、それでよければ日本で暮らすのもいいんじゃないですかね? 海外から日本の経済や政治状況を見ると、給料が低いのに休みは少ない。少子化などにしても劇的な変化がなければ何も変わらないのに、社会全体が些細なことで揉めているので大変だなぁと思います」 そう語る西村氏は’15年にフラン