米ニューヨーク(New York)の金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)本社(2012年3月14日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Mario Tama 【3月15日 AFP】米金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)は、手段を選ばず顧客から利益を搾り取ることだけに専念する「有害で破壊的な」企業に成り果てた――。同社を退職する幹部が、14日の米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)への寄稿で経営陣を批判した。 寄稿したのは同社に12年間勤務し、14日に退職したグレッグ・スミス(Greg Smith)氏。最後の肩書きは、ロンドン支社エグゼクティブ・ディレクター兼株式デリバティブ部門欧州・中東・アフリカ地域責任者だった。 スミス氏はゴールドマンについて、資産を増やしたい顧客を誠実に手助けするとという伝統的企業文化を捨て