4月28日、日本の平和主義の衣は、1枚のイチジクの葉ほどにまで小さくなった。日本は、いかなる敵とも戦える軍事力を身に付けつつある。写真は新型護衛艦「いずも」の乗員。横浜市で3月撮影(2015年 ロイター/Thomas Peter) William Johnson [28日 ロイター] - 憲法第9条が定義する平和主義国家としての日本のアイデンティティーは、現実とますます相いれなくなってきている。海上自衛隊は、アジア太平洋地域では米海軍に次ぐ2番目に強力な海上兵力を持つ。日本の防衛費は世界第7位の規模であり、防衛省は日本の全省庁中で最大の人員・予算を有している。 戦略的には、日本が強い軍事力を持つことにより、米国は領有権問題をめぐる中国とのいかなる軍事衝突からも距離を置くことができる。そうなれば中国からは、米国は領有権問題の当事者ではなく、アジアにも属していないという主張は聞こえなくなるだろ
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