自分なりの価値観、人生の優先順位を築けるかどうかは、どれだけいい本に出合い、重読してきたかにかかっていると思います。しんどいときに耐えられるかどうかは、しんどくないときに鍛えているかどうかなのです。 松下幸之助さんの嫌いな言葉の1つは「七転び八起き」でした。最初から七転びすると思っているから転ぶ。いつも真剣勝負。本の読み方も同じだと思います。切羽詰まって真剣に読んだときは、心に染み入る染み方が違う。 私は自分で会社を経営しているし、十数社の役員をしているし、従業員やお客様に対する責任もあるので、普通の人とは経営書の「読め方」が違います。「読み方」ではなく、「読め方」です。 向上心を持っていれば本の読め方が違ってくるし、もっといろいろな本を読んでみようと思う。是非「これだ」という本を見つけて、重読を増やしてください。 心に響く、自分の心のバックボーンになる本を何度も繰り返し読む。こう