自公政権が打ち出した経済対策の効果がじわりと出始めている。エコカー減税やエコポイント制度などによる個人消費の改善や、企業倒産の減少などで、ここ2カ月、景気は下げ止まり状態。自民党県連幹部からは「もっと早ければ選挙の結果も違ったかも」とぼやきが漏れている。 日本銀行盛岡事務所が発表した県金融経済概況では、9月は4カ月ぶりに県内景気を「下げ止まっている」と判断。10月も「厳しい状況が続いている」とする一方で、「一部に持ち直しの動きがみられる」と改善の兆しを見せた。 景気悪化に歯止めがかかった要因の一つに、自公政権時代の緊急経済対策による政策効果がある。 個人消費ではエコカー減税や補助金の導入により8月の新車登録台数は前年よりも約3割増加。エコポイント制度の対象商品となっている薄型テレビの売り上げも上がった。企業倒産は9月は今年最少の4件となり、東京商工リサーチ盛岡支店は「緊急保証制