11月17日、マイクロソフトが、Windows Azure Platformを発表した。マイクロソフトは、その発表の中で、次の5つをクラウドの条件であると定義している。 サービス指向 マルチテナント&セルフサービス トラフィックの増減に柔軟対応 高い耐故障性 従量課金 マイクロソフトは、Windows Azure Platformが、この定義にかなったサービスであると説明している。以前、「クラウドの定義」で解説した米国商務省・標準局の定義とも、ほぼ一致した内容でもある。 この中で、オンプレミス(自分で所有し、運用するシステム形態)では、難しいのが、「3.トラフィックの増減に柔軟対応」と「4.高い耐故障性」だ。 まさにこの点に、マイクロソフトならではのしたたかな戦略が、垣間見える。 「そんなことは、マイクロソフトだけの話しではなく、クラウドでは、当然ではないのか?」といぶかしく思われる方も多
![Windows Azureに垣間見るマイクロソフトのしたたかな戦略 - ベテランIT営業が教える「正しいITの使い方、営業の使い方」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cbce8eb3e1202776e40e775ec1f264f0e287de1c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.zdnet.com%2Fmedia%2Fz%2F2023%2Fzd_ogp.png)