東電 青ざめて再計算「こんなに大事な数字を間違うなんてあり得ない」 「申し訳ありません。水の放射線物質の濃度に間違いがありました」。東京電力の担当者がまた頭を下げた。原発建屋内で次々と見つかる高濃度の放射性物質を含んだ水たまり。25日深夜、東京都千代田区の本店で記者会見した担当者は、記者から数値の間違いを指摘され、青ざめた表情で再計算に追われた。 「数字が違うのではないか」。福島第1原発1号機で見つかった水の濃度の数値を担当者が発表すると、記者から声が飛んだ。会見は一時中断、担当者が再計算し、慌てて訂正した。報道陣はため息。「こんなに大事な数字を間違うなんてあり得ない」との声も。 さらに「この数値はいつ分かったのか」と問われて、24日午後に結果が判明していたことを明らかに。「なぜ早く出さなかったのか」と迫る記者に、担当者は「もっと早く公表すべきだったが、3号機にかかりっきりで…。おわ