拡大 葬儀社から渡された請求書などには、遺族の宗派は「浄土真宗本願寺派」と書かれていた。ところが、葬儀社に紹介され、お経を読んだのは真言宗の僧侶だったという(写真の一部を加工しています) 「別の宗派になりすまして葬儀をするカメレオンみたいな寺院がある」。特命取材班にそんな情報が寄せられた。信仰する宗派として葬儀社から紹介された僧侶が実は別の宗派だったことが分かり、「亡くなった親に申し訳ない」と落ち込む遺族もいるという。取材を進めると、檀家(だんか)制度や葬儀、信仰を取り巻く環境の変化が見えてきた。...