フェイスブックの時価総額は150億ドル 昨年10月、マイクロソフトはSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)大手、フェイスブックに2億4000万ドルを出資した。出資比率は1.6%なので、フェイスブックの時価総額は150億ドル(約1.6兆円)と評価されたことになる。これは富士通とほぼ同じだ。 フェイスブックは、4年前にハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグが創業したばかりで、昨年の業績は1億5000万ドルの赤字だ。私は先日、サンフランシスコで開かれたベンチャー企業の会議に参加したが、「いつ黒字になる見通しか」という質問にフェイスブックの経営陣は答えられなかった。 ではマイクロソフトは、なぜフェイスブックをこれほど高く評価したのだろうか? 当時マイクロソフトはグーグルと争っており、結果的に高値づかみした「バブル2.0」だという見方もある。しかし出資後1年足らずで、フェイスブックのアクセ