JR東海は20日、来年3月15日からのダイヤ改定に伴い、東海道新幹線車内の清涼飲料水の自動販売機を全廃する、と発表した。 JR東海によると、1編成(16両)につき、主力のN700系新幹線で2台、700系で6台の自動販売機を設置している。しかし、1回の運行で平均10本程度しか売れていない。あらかじめ駅売店や、車内販売で飲み物を買う乗客が多いため、という。 自動販売機は1999年3月から設置されていた。撤廃後のスペースには、車内でパソコンやスマートフォンに無線でインターネット接続できる機器を置く予定。 また、これまで岐阜羽島駅(岐阜県)と米原駅(滋賀県)に停車する「ひかり」は主に700系だったが、ダイヤ改定で全てN700系にする。これで、両駅に停車する「ひかり」の東京―新大阪の所要時間が約3分短縮できるという。