価格高騰はしばらく続く 市場アナリストによると、DRAMとNAND型フラッシュメモリの価格は上昇していて、この傾向は今後も続くと予想されるという。多くの人が、現在のメモリ市場の状況を需要と供給の一時的なバランスの崩れによるものと認識していて、3D(3次元) NANDフラッシュメモリの製造が成熟期に達すると、市場が安定すると期待しているようだ。しかし、DRAM市場の供給がいつ改善するかは誰にも分からない。 需要を観測すると、一部の市場セグメントは成長しているものの、キラーアプリケーションや急成長している市場セグメントはない。つまり、問題は供給サイドにあるということだ。 Micron Technologyによると、2017年のDRAMのビット成長率は15~20%で(下図を参考)、過去20年間で最も低い値になると予想されるという。ビット成長率の低下の要因は、DRAMの製造プロセスの微細化が限界に