数学は、魅惑的で思いがけない力であふれています。たとえば、マイルとキロメートルの換算をしたいと思うとき、フィボナッチ数を使うと驚くほど正確にできます。黄金比の基礎となっているフィボナッチ数列は、以下のような数の配列です。 この数列にある3つ目以降の数字は、それより2つ前の数字の和となっています。これが偶然にも、マイルとキロメートルの換算手段としても使えるのです。数列内の数字のどれかをマイル数だとすると、その次の数字がキロメートルの長さになっているのです。たとえば、8マイルはおよそ13キロメートル、13マイルは21キロメートルというように。 ニュースサイトRedditのユーザーであるdaneah氏が説明しているように、こうなるのは、黄金比(約1.618)が、マイルとキロメートルの換算値(約1.609)と近いからです。もちろん、両者のわずかな違いが最後にはほころびをみせるでしょうけれども、日常